長年の人気レザー。
エイジングが楽しめる
ミネルバボックス
ミネルバボックスとは牛革をバケッタ製法と呼ばれる伝統的な革の鞣し方法で作られた革のことを言います。原皮は生後2年以上経った雌牛(カウ)が使われております。イタリアのバダラッシカルロ社がタンナーです。シボの風合いが自然で、最初は光沢がなく、光を吸い込むような表情をしています。光沢がない印象はそのまま革の柔らかいイメージに重なってきます。テイストとしてはカジュアルからビジネスカジュアルまでの範囲であり、オフの日の革小物にピッタリです。
ミネルバボックスの特徴
ミネルバボックスの特徴はなんといってもエイジングです。これはバダラッシカルロ社の他のブランドレザーであるプエブロやミネルバリスシオと同様に伝統的なバケッタ製法で鞣されているので、非常にオイルを含んでおり、時間をかけて染み込ませているのでオイルが抜けにくいのが特徴です。その間に人間の手などに触れて、非常に綺麗なエイジングをしてくれます。最初は艶っぽさは無いのですが、使い込むうちに艶っぽくなり、また色が深まっていく・黒くなっていきます。革の表情も質感も柔らかくなっていきますので、オフの日やカジュアル目で良いビジネスマンにとっておすすめのブランドレザーです。
ミネルバボックスのタンナー
<バダラッシー・カルロ社>
イタリアのサンタクローチェ地方の都市フィレンツェにあるBadalassi Carlo Srl(バダラッシカルロ社)。ミネルバボックスの他にプエブロというレザーも有名です。バダラッシカルロ社を一躍有名にしたのは、1000年以上の歴史を有するバケッタ製法を現代に蘇らせたことで有名なタンナー。時間と手間を惜しむことなく、時代に逆行するやり方でレザーマニアの心をときめかせているタンナーです。質の高い革を作りだす事にこだわっているので高品質・少量生産で他のタンナーでは出せない上質な革を作り出すことに成功しています。何が一番の特徴かと言うと、時間をかけてオイルを染み込ませているので、オイルが抜けにくくエイジングするというのが特徴です。その革へのこだわりが一流のタンナーの証です。
ミネルバボックスのメンテナンス
オイルをふんだんに含んでおりますので、クリームを塗ったり定期的にメンテナンスをしなければならないということはありません。丁寧に使っていただき、手で触れていただくことが一番のメンテナンスになると考えています。半年以上経って少し表面が乾いてきたかな、と思った時に少量のクリームを薄く満遍なく塗布していただき、乾拭きしてください。
ミネルバボックスが水に濡れてしまったら
ミネルバボックスは水に強いレザーです。ただどんな革でもそうですが、大量の水に長時間触れてしまうようなことは避けてください。もし大量の水に長時間触れてしまう状態になりましたら、すぐに乾いた布で拭き取り、陰干しをして下さい。ドライヤーで乾かすことは革の風合いを損ねますので厳禁です。
ミネルバボックスの色移りについて
ミネルバボックスは染料染めなので強い摩擦が生じると色移りする可能性がたかまりますのでご注意ください。また汗や雨などで湿っている状態の時が一番色移りしやすいのでご注意ください。その他、常時ですが色が薄い系の衣服などでは移りやすくなります。
ミネルバボックスのエイジング
革の表面にシワがあり、自然な風合いを多く楽しめるミネルバボックス。革の加工の段階で油が多く含まれているので、使う歳月が長いとそれだけ色も深みを増していきます。
ミネルバボックスで作られた主な商品
革好きのお客様やエイジングの前と後をご覧にいただいたお客様などに絶大な人気を誇るミネルバボックスの財布やパスケースたち。その一部をご紹介させてもらいます。フリースピリッツでセレクトさせてもらっているアイテムの中でミネルバボックスを一番使用しているのがスリップオンさんのMB(Minerva Box)シリーズです。
ファッションの一部についてる携帯灰皿
スリップオンのMBハニカム携帯灰皿
¥3,300(税込)
喫煙者の男性へのちょっとしたプレゼントで人気な携帯灰皿。スーツでもカジュアルな服装にも似合うデザインです。
使った歳月だけどんどん経年変化をするブックカバー
sinleathers ブックカバー
¥7,150(税込)
ブックカバーの中でも人気の文庫本サイズ。他のブランドに比べてミネルバボックスの珍しいカラーも勢揃いです。
シンプルでスマートな二つ折りパスケース
sinleathers 二つ折り定期入れ
¥5,500(税込)
内側のヌメ革と外側のミネルバボックスの違った2つの素材の経年変化を楽しむことができる定期入れ。
2種類のイタリアンレザーが楽しめる名刺入れ
sinleathers 大量収納名刺入れ
¥7,700(税込)
ミネルバボックスとブッテーロのエイジングが楽しめる名刺入れ。違った革質の経年変化を味わえる名刺入れは他にはありません。