おしゃれな男性へのプレゼント

NONさんのレビュー

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    これまでここで結構な数のお財布を購入してきました。レンマもそのうちの1つで、先に購入したマリスコに引き続きこのレクタがずっと気になっていてようやく購入できました。今回、正直にレビューします。 デザイン、コンパクトさ、縫製精度、切り目仕上げのコバ処理精度、ともに素晴らしかったです。さすがレンマだな、と思った。 ですが、それと同時にお財布としての「基本」の部分となる 強度に関しては、申し訳ありませんがよくこれで商品化、発売OKとしたな、と致命的に悔やまれてならないレベル。 多少なりとも革小物、革財布の知識、心得がある者ならばすぐわかると思う。財布としての本来保たなければならない強度が無さすぎる。 このレクタは、コンパクトさや軽さを謳い文句にしたかったのだろうと思う。なので、マリスコのように芯材を多用することなく、良く言えば「革本来の良さを味わってほしい」ということなのだろうが、 それにより、とてつもなく早いスピードで構造上、財布がヤレきてしまう(革がヘロヘロになる)ことになる。 まず、プエブロの皮厚がかなり薄い。下処理で薄くし過ぎ。これは財布自体の軽量化や、外観、持った時の触感としては有利に働く点だが、財布の寿命とは相反する部分であり、どちらが正解とは言いがたいも正直長く使っていくという普通の感覚の人からすると、安心して使えないシロモノになってしまう。 札室内のプエブロ床面の処理も綺麗できちんと手間をかけているのはわかるが、薄すぎるため使用開始初日から革の各所にヤレが出てきてしまう。 もちろん皮厚が厚ければ良いということでもないことは十分理解しています。ただ、あまりにも薄すぎるということ。 デザイン、各部の処理は本当に美しいと思う。観賞用として週に1回手に取るのであれば最高だとは思う。 でも、それは最低限、財布としての機能、強度、生命力があってこそのもの。 この問題点、作られた人も、売っているフリースピリッツさんも薄々わかっているんじゃないでしょうか? このレクタは、プエブロの最大の魅力である経年変化のスピード、皮革そのものの耐久性を感じる前に、モノとしての終わりが来てしまう、良く言えば美人薄命、悪く言えば商品じゃない、そう思います。 本当にデザインが秀逸だっただけに残念で仕方ありません。
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